HP Pavilion x360 14(dh0000 2019年モデル)実機レビュー!コスパのよい大きめディスプレイ&マルチモード対応ノート
「HP Pavilion x360 14-dh」の実機レビューをお届けします。
【PR】【貸出機材提供:株式会社日本HP】
今回は、日本HPからの貸出機を使ってレビューします。
※貸出機であっても、購入品と同様に、デメリット・注意点なども含めてしっかりレビューします。
最初に、レビューしてわかった「おすすめポイント・特徴」と「注意点など」をあげていきます。
これだけ読んでいただくだけでも、ポイントや注意点をチェックしていただけますよ。
- 5つのモード(マルチモード)で使える
- アクティブペンに対応
- 比較的音のよいスピーカー
■おすすめポイント
※アクティブペンは別売りです。
- グレア(光沢)液晶なので、好みが分かれる
- ベーシックモデルは個人的にはおすすめしません
■注意点など
▲グレア(光沢)液晶なので鮮やかですが、写り込みはしやすいです
ベーシックモデルは、メモリ4GB・ストレージ128GBで、どちらも容量に余裕がありません。
「ベーシックプラスモデル」か「スタンダードモデル」がオススメです。
- メーカーページの写真は英語キーボードですが、出荷製品は日本語キーボードのモデルです。
■その他、ひとこと
⇒ 「HP Pavilion x360 14-dh」を公式サイトで見てみる
※販売終了になりました。
▼HPのノートパソコンは、以下の記事でもご紹介していますので、ぜひご覧ください!
■Pavilion x360 14-dhのスペック
(カスタマイズで選択できる項目も含みます)
OS | Windows 10 Home |
---|---|
液晶 | 14インチ タッチ対応、グレア(光沢)、IPS液晶 |
CPU | インテル Core i3-8145U / i5-8265U |
メモリ | 4GB / 8GB |
ストレージ | 128GB SSD / 256GB SSD / 128GB SSD+1TB HDD |
グラフィックス | インテル UHD グラフィックス 620 |
サイズ | 約 324 x 223 x 19.5(最薄部)-20(最厚部)mm |
重量 | 約1.6kg |
バッテリー駆動時間 | 最大 約9時間 |
※2019年11月4日時点のスペックです。今後変更になる可能性があります。
スタンダードモデル「Core i5-8265U、メモリ8GB、256GB SSD(型番:14-dh0137TU)」
目次
▶「HP Pavilion x360 14」の5つのモード
「HP Pavilion x360 14」は、
- ノートブックモード
- タブレットモード
- スタンドモード
- テントモード
- フラットモード
の5つのモードに切り替えて使えます。シーンに合わせて使うと、より便利に使えます。
ノートブックモード
ノートブックモードは、その名の通り、スタンダードなノートパソコンのモード。
タブレットモード
折りたたんでタブレット形状にできます。
※キーボードの取り外しはできません。
誰かに画面を見せつつ使ったり、アクティブペンを使うときなどに便利。
スタンドモード
スタンドモードは、テーブルに置いて動画を見たりするのに便利。
アクティブペンを使うときに、ディスプレイにゆるく角度をつけたいときにも、このモードが重宝します。
テントモード
テントモードは、奥行きの狭いスペース置きたいときに便利。
キッチンでレシピを見ながらの料理や、カフェで勉強するときになどにも役立ちます。
デスクトップPC用キーボードと組み合わせて使うのもいいと思います。
▲「テントモード」と「好きなキーボード」を組み合わせて使うのもアリ
フラットモード
ディスプレイを180度開いたのがフラットモード。
タブレットモードに似ていますが、フラットモードならキーボード操作もできます。
対面の人に画面を見せたいときも、タブレットモードよりもこちらの方がスピーディーに画面を見せられます。
▶アクティブペンの使い心地
Pavilion x360 14は、Spectre(スペクトル)アクティブペンに対応しています。
※ペンは別売りです。
CLIP STUDIO PAINTでの描き心地チェック
CLIP STUDIO PAINTでの描き心地をチェックしてみました。
描き始めに少しズレるときがあるので、↓のように、ヒゲのようなズレ線が入ってしまうことがありました。
ですので、プロイラストレーターを目指すとか、本格的なイラスト制作には向いていない印象です。
また、画面がツルツルしているので、ペンで描いたときのグリップがやや利きにくいと感じました。
1024段階の筆圧検知のペンなので、反応すごく敏感なわけではありませんが、強弱はそれなりにつけられます。
14インチのやや大きめなディスプレイで絵を描けるのは魅力です。
アクティブペンは別売り
なお、Spectre(スペクトル)アクティブペンは別売りです。
Pavilion x360 14を注文するときに、オプションとして一緒に買えます(ペンのみを単品で買うこともできます)。
- Spectre アクティブペン
8,800円(税込)
電池式、1024段階の筆圧検知 - Spectre アクティブペン2
10,780円(税込)
充電式、傾き検知に対応、1024段階の筆圧検知
※2019年11月6日現在の価格
▶CPUの性能チェック
今回のレビュー機のCPUは「Core i5-8265U プロセッサー」です。
第8世代CoreファミリーCPUで、2018年8月に登場したCPUです。
PassMarkのCPUパフォーマンステストの数値は、7735でした。
2019年11月4日現在のPassMarkのCore i5-8265Uの平均スコアが7933なので、少し低いですが、CPUのパフォーマンスはきちんと出ている範囲だと思います。
ビジネス用途などでは、十分すぎるほどの性能です。
▶SSDのデータ転送速度
シーケンシャルリード(一番上の段の左側)は、もうひと押し欲しいところ(といっても遅いわけではない)ですが、ランダム領域の読み書きは速いです。
大容量のデータを頻繁にコピーするようのでもなければ、実用的には、不満なく使えると思います。
SSD情報
東芝製のSSDでした。
※同じ型番のノートパソコンでも、上記とは異なるメーカーのSSDが搭載されている可能性もあります。
SSD容量について
「ベーシックプラスモデル」と「スタンダードモデル」は、『128GB SSD (SATA M.2) + 1TB ハードドライブ』を選択することもできます。
この場合、速度の速い128GB SSDにWindows OSがインストールされます。
メインストレージが128GB SSDだと、初期状態で使える空き容量が80GB前後になると思われます。
いろいろなアプリをインストールする予定の場合、128GB SSDだと容量が足りなくなる可能性もありますのでご注意を。
▶キーボード
▲タップ(クリック)で拡大
ストローク幅は1.5ミリほどあるので、打鍵感は十分にあります。
キーボード面にもアルミが使われているので、強度がありキーボードのタワミもありません。
右側にhomeキーなどがあるのが、HPならではの独特の配列です。
backspaceキーやEnterキーが右端になっているキーボードが多いので、慣れないうちはミスタイプしてしまうことがありました。
慣れれば、homeボタンなどが使えて便利です。
左下のCtrlキーが小さいのは、少し残念です。
Fキー(F1~F12)は、デフォルトだと特殊機能(音量上げ・下げなど)が優先されます。
キートップ(キーの表面)はほぼフラットです。
タイピング音は比較的静か
タイピング音は、無音ではありませんが、それほど大きくはありません。
高音が目立ちにくいタイピング音なので、ノートパソコンのキーボードとしては静かな方だと思います。
デスクトップPC用キーボードとの比較
デスクトップPC用キーボードと比較してみました。
デスクトップPC用キーボードよりも少しコンパクトですが、キーピッチは18ミリほどあります。
パームレスト(キーボード入力するときに手をのせるところ)に手をのせると、こんな感じです。
キーボードにバックライトを搭載
キーボードのバックライトは、F5キーでオン・オフができます。明るさは2段階で調整可能。
タッチパッド
タッチパッドを押したときのカチカチ音の大きさは、普通くらいです。
▶スピーカー
オーディオメーカーBang & Olufsen(バング&オルフセン)のカジュアルブランドB&O PLAYのオーディオテクノロジーを採用しています。
キーボード面の上部にスピーカーを搭載。
キーボード面の上部にスピーカー部分を大きくとっているだけあって、ノートパソコンとしては、なかなか良い音質です。
音質に強いこだわりがなければ、外部スピーカーを買わなくてもそれなりに満足できると思います。
▶液晶ディスプレイ
ディスプレイは、角度をつけると多少暗く見えます。
▲横から角度をつけて見たところ
ひどく暗くなるわけではないですし、一人で使うときは特に気にならないと思います。
グレア(光沢)液晶なので写り込みはしやすい
HP Pavilion x360 14のディスプレイは、グレア(光沢)液晶なので、写り込みしやすいです。
WordやExcelなど背景が白いアプリを使うときは、あまり気にならないと思いますが、背景が暗めのカラーのアプリを使うときは、写り込みが気になるかもしれません。
画面の写り込みやテカリが気になった場合は、低反射タイプのフィルムを貼って対策する方法もあります。
ただし、ディスプレイにフィルムを貼ると、アクティブペンでの描き心地は変わると思われますのでご留意ください。
▶バッテリー駆動時間のチェック
タイピングとネット閲覧での使用を想定して、バッテリー駆動時間を計測しました。
■バッテリー駆動時間の実測
ネット閲覧とテキスト打ちに使った場合 (負荷:軽) |
9時間1分 |
---|---|
PCMark 8 HOME (負荷:中) |
3時間33分 |
30分で充電できたバッテリー量 | 約36% |
2つの測定方法でかなり差が出てしまい、判断が難しい結果になってしまいました。
すごくロングバッテリーというわけではなさそうです。
▶静音性のチェック
負荷がかかったときに、どれくらいうるさくなるのか試してみました。
使用時の耳の位置などを考慮し、ヒンジ部より高さ30cm×奥行き30cmの距離から測定。
アイドル時 | ほぼ無音 ※耳を近づけても動作音がほぼ聞こえない |
---|---|
ベンチマークテスト時 | 最大42.5db前後 |
アイドル時はほぼ無音です。
図書館など静かな場所で大きな排気音がなった場合、若干気になるかも?くらいの音量で、極端に大きな音はでません。
カフェなどでも、周りの音にかき消されるレベルなので、問題ないでしょう。
■騒音(デシベル数)の目安
かなりうるさい | 70db | 騒々しい事務所の中 |
---|---|---|
うるさい | 60db | 走行中の自動車内、普通の会話 |
普通 | 50db | 静かな事務所 |
静か | 40db | 閑静な住宅街、図書館 |
とても静か | 30db | 深夜の郊外 |
ほとんど聞こえない | 20db | 雪のふる音 |
※表はあくまで目安です。
▶サイズ
B5ノートとA4用紙とのサイズ比較です。
A4サイズ | 297 × 210mm |
---|---|
Pavilion x360 14 | 324 × 223mm(× 厚さ19.5(最薄部)-20mm(最厚部)) |
A4サイズよりも少しだけ大きいです。標準的な大きさのビジネスバッグにも入りました。
▶重さの実測:1,638グラム
本体 | 約 1,638g |
---|---|
ACアダプター+電源ケーブル | 約 283g |
私は2kg以上のノートパソコンを持ち運ぶときもたまにあるのですが、約1.6kgであれば、リュックタイプのバッグに入れて持ち運べば、それほど苦労せずに持ち運べる重さだと思います。
※女性だと少し重く感じるかも?
▶外観
「HP Pavilion x360 14」のボディカラーは「モダンゴールド & ルミナスゴールド」の1色のみです。
アルミがふんだんに使われているので、安っぽさはありません。
▼デフォルトの傘の壁紙から、シックな壁紙に変えたところ、少しラグジュアリー感が出てよいルックスだと思いました。
天板は、シンプルです。
HPのロゴが鏡面のように輝きます。
HD画質のWebカメラ(約92万画素)も搭載。
▶インターフェイス
■左側面
① USB3.1 Gen1
② ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート
③ 通気孔
④ 電源ボタン
⑤ セキュリティロックケーブル用スロット
■右側面
① SDカードスロット
② USB Type-C™ 3.1 Gen1
③ USB3.1 Gen1
④ HDMI 出力端子
⑤ 電源コネクター
インターフェイスは、なかなか充実しています。
有線LANが接続できれば、より良かったと個人的には思います。
▶付属品など
付属品一式です。
ACアダプター、電源ケーブル、HPパソコンナビなどが付属。
▶HP「Pavilion x360 14」のレビューまとめ
「HP Pavilion x360 14」のレビューのまとめです。
「HP Pavilion x360 14」は、
「いろいろなモードで使えて、画面が大きめで、持ち運びもできるノートパソコンが欲しい」
という方にとくにオススメ。
性能のわりにそこまで価格が高くないのもポイントです。
重さは1.6kgほどあるので、持ち運びがラクラクとまでは言い難いですが、
いまだに2kg以上のノートパソコンを持ち運ぶこともある私としては、十分持ち運べる重さだと思います(笑)
女性だと、ちょっと重く感じるかもしれませんが、男性なら全然大丈夫だと思います。
HPのパソコンには、1年間の使い方サポートが付いてくるので、初心者の方にもオススメですよ。
⇒ 「HP Pavilion x360 14-dh」を公式サイトで見てみる
※販売終了になりました。
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